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Artigo: R.I.P

DAILY

R.I.P

先日、また一人、伝説的な職人がこの世を去りました。

一時退院しても現場に立ち続けました。

私が初めて挨拶に伺った際も二つ返事で頼み事を快く受けてくださりました。

『谷澤さんの頼みは断れない』

『俺は谷澤鞄が今でも日本一だと信じている』

弊社がとてもその言葉に応えられてない現状は承知の上で、五代目の私に叱咤激励をしてくださりました。

皆様に一つお願いがあります。

鞄でなくてもいいのでぜひ、日本製の手作りの製品を見てあげてください。

ここ数十年で日本のものづくりの環境は大きく変化しました。

海外製品の高品質かつ低価格の商品開発。

ファストファッションの台頭。

上記のものづくりを否定してるわけではありません。

ただ、しっかりGINZA TANIZAWA  TOKYOはそういうところとも勝負していかなければなりません。

おこがましく買ってくださいなど口が裂けても言えません。

しかし、日本の方に日本人としての心が残ってるのであればそういった商品を見た時、触れた時、心が動くと思います。

なぜなら皆、命を削って作ってる魂のこもった商品だからです。

今日もこうしているうち熟年の職人達が引退していってます。

その方々からバトンを受け継ぐのは急務です。

五代目の私がやらないわけにはいきません。

日本の鞄作りをしっかり後世に引き継げるように今日も銀座から鞄作りを実直にやり直しします。

この投稿を読んでくださった方々の行動や商品の見え方が変わる事を願ってます。

最後に。

こんな若僧の頼み事を聞いてくれて本当にありがとうございました。

天国で見守っててください。

必ず谷澤鞄店GINZA TANIZAWA  TOKYOは日本一を奪還します。

R.I.P ご冥福をお祈りします。

 GINZA TANIZAWA  TOKYO 五代目 谷澤良郎

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