革の種類となめしについて

高級ビジネスバッグ靴、メンズ小物やベルトなど、革は多くの製品に使われています。そのため革の種類やなめしも多岐にわたります。

革の種類について

革の原料は動物の皮を用いており、主な革の種類として牛、バッファロー、豚などが挙げられます。スキンは小さくて薄い皮を指し、ハイドは重くて厚い皮を指します。

・ 牛

革製品で最も多いのが「牛革」です。胎児から生後まもない子牛の革はハラコ、生後2年を経過したメスの革で、お産をした牛の革をカウハイドといいます。生後6ヶ月以内の子牛の革をカーフスキン、生後2年以内の子牛の革をキップスキンといいます。また生後2年を経過したオスの革で、去勢されていない牛の革をブルハイド、去勢した牛の革をステアハイドといいます。牛革の特徴として材質はやや固めで、優れた耐久性を持っていることが挙げられます。

・ バッファロー

「バッファローハイド」はとても柔らかく、厚手の性質を持っています。レザーパターンが美しく、革本来の持ち味を活かした商品が多いです。

・ 豚

「ピッグスキン」は通気性にも優れ、軽量で耐久性もあります。加工によっては、牛革より丈夫な素材になることもあります。

なめしについて

なめしは劣化する皮を、一生使える革に変える重要な作業です。高級ビジネスバッグやメンズファッションなど、革製品によって使い分けることがあります。

・ タンニンなめし

植物や樹木などから抽出したタンニン(天然の渋)を用いた、伝統的な製法がタンニンなめしです。工程が多くて手間がかかる分、自然な仕上がりと風合いを楽しめます。

・ クロムなめし

重クロム酸ナトリウムや硫酸クロムなど、金属や合成剤などでなめす製法がクロムなめしです。低コストで工程が少ないので、衣料などの大量生産に良く用いられています。

・ 混合なめし

タンニンなめしと、クロムなめしを掛け合わせたものが、混合なめしです。タンニンとクロムの長所を活かした製法なので、スポーツ用品の野球グローブなどと相性がいいです。

創業140周年を迎えた銀座タニザワは日本製の高級ビジネスバッグを中心に、革製品を豊富に取り揃えています。人気のあるダレスバッグやハンドバッグ、おしゃれなメンズ小物やカジュアルまで、通販サイトでも数多く販売しています。ほとんどの商品に最高級の牛革を用い、美しさにこだわったタンニンなめしの製法を取り入れています。ぜひご活用ください。